サイト内の情報をキーワードで検索
私たちは愛知の子育てを応援しています!
  • 名古屋おやこセンターバナー
  • らららルーム
もどる   がんばる人みっけ!
あい・こどもネットの登録団体を、情報案内人が訪問し、どんな人たちが、どのような思いで、どのような活動をされているのかをレポートします。
なごや猪高の森自然学校・あおぞら園
投稿日時: 2011-07-19 (5708 ヒット)

取材日:2011年6月26日
おはなしを伺った人:NPOなごや猪高の森自然学校 代表 松井登さん

名古屋市名東区猪高の森で活動しているNPOなごや猪高の森自然学校に取材に行ってきました。こちらでは自然体験を基軸に保育を行う「森のおさんぽ(0〜2歳までの親子参加クラス)」「あおぞら園(3〜6歳クラス)」、1年を通じた無農薬による米作り体験を行う「田んぼ倶楽部」、1ステップ上の自然体験を親子で楽しむ「里山っこくらぶ」を運営しています。今回は森のようちえん・あおぞら園について取り上げたいと思います。

●はじめに・・・森のようちんとは
森のようちえんとは、デンマーク発祥の自然体験を基礎とした子育て、保育、幼児教育の総称をいいます。幼児期における自然体験は、その後の心身の健やかな成長にとって重要な役割を果たしていると考えられており、おもに北欧〜ドイツにかけて多く存在しています。日本にも「森のようちえん全国ネットワーク」というものがあり、その活動を支援しています。原体験を知らずに成長するこどもが増えている近年、猪高の森自然学校ではこどもが自然体験を通じて成長する過程を大切にし、様々な形で自然と触れあう体験を提供されています。

●猪高の森自然学校・・・森のようちえん・あおぞら園の活動風景
「自然の中での保育って、具体的にはどのような活動をしているの?」
という疑問をお持ちの方に対してその魅力をお伝えするにはとにかく活動内容を見て頂くのが一番だと思いますので、今回はフランクな体験レポート形式でお伝えしたいと思います。
この日の活動場所はホームグラウンド猪高の森。活動テーマは「色水あそび」です。

10時:集合&出発
松井さんを含む保育士2名・Rちゃん(2歳森のお散歩クラス)・Sくん(3歳の体験入園)・2歳の息子のいる我が家で出発です!


ここは高低差がある小高い山の森なので、幼児にとってはちょっとした山登りやハイキング感覚で歩き応えのある場所です。
まずは森の奥に向けててくてく歩いていきます。
道すがら、色水遊びに使える材料(草の葉、植物の実など)を自分たちで見つけて採集もします。
息子は青い実・緑の実・ヨモギの葉などを集めていました。

大人の足だと片道20分程度の道のりですが、好奇心の塊2,3歳児が3人集ると色々な道草が発生します。

最初の寄り道は筍です。道で見つけた巨大な筍を「持っていく!」と言って運ぶSくん。

一生懸命引きずるもやはり重たくて途中で断念。
すると突然その場で筍の皮をむき始めました。
SくんにつられてRちゃんと息子も参加。皮をむくと中からは鮮やかな緑色の竹が顔を見せます。

見た目にはこんなに大きい竹もまだ生えてきたばかりで筍に近い状態なので、こどもの手でも簡単にちぎれちゃうんです。
大人の私もこれにはビックリでした!
Sくんは嬉しそうにちぎった竹の破片を持って行きました。

「寄り道はやっぱり多いですか?」という質問には、「いつものことです。」と穏やかに答える松井さん。この日も一日、こどもの寄り道には「ダメ。」と言わずに気長に付き合っていらっしゃいました。こどもの意欲や主体性を重んじる姿勢が伺えます。


どんどん奥に進んで行きます。今度は松井さんの誘導で急斜面の山肌へ。
まず松井さんが斜面を登り、こども達に「おいで〜。」と呼びかけます。
面白いことをやっている大人を見てこどもの好奇心が刺激されたのか、こどもたちもすぐに挑戦し始めました。結構急な斜面ですが、こどもたちは恐がることもなく夢中で登っていました。





その後も小川で笹舟を作って流したり、田んぼがあれば泥に足を入れたり、松井さんが虫を捕まえて見せてくれたり、見つけたきのこを触らせてくれたりしました。

松井さんが教えてくれる不思議な遊びに、こどもたちは興味津々。みんな積極的に取り組んでいました。






12時:森の奥に到着&お昼休憩
目的地に到着。ここでお昼休憩です。
みんなでお弁当を食べながら、楽しくおしゃべりをします。
お昼休憩とはいっても休憩しているのは大人だけで、こどもたちは興味があるものを見つけると食事中でも待っていられずに元気に走り回っていました。


ザリガニ釣りをしていた小学生に、ザリガニを見せてもらっています。



お母さん同士の会話では、
「本当は虫が苦手だけど、こどもの手前『虫なんて怖くないわ』って体を装っているの。」
などとお茶目な告白をして下さるお母さんもいました。
ちなみにこちらでは松井さんが虫を捕まえて見せて下さるので、虫が苦手なお母さんでも安心して参加できると思いますよ。

息子が見つけたカミキリムシを捕獲してくれる松井さん




12時半:「色水遊び」 
食後は今回のメインテーマ「色水遊び」です。採集してきた材料を絵の具のようにして画用紙にお絵かきをします。鮮やかな赤い木苺をつぶしてみたら意外と色が出なかったり、青い実を潰したら予想外に紫色だったり。そしてアジサイの花が色遊びには一番使い勝手が良かったり。絵の具とは違った予想外の展開に大人も驚きの連続でした。
その他、泥を使って泥絵遊びもしました。

13時半:絵本の読み聞かせ 
森のようちえんでは、毎回活動の締めに絵本の読み聞かせをしています。この日はエリック・カールの代表作「パパお月さまとって」など、2冊の絵本を読んで貰いました。青空の下で読む絵本は、こどもたちもきっと楽しかったことでしょう。息子は絵本が大好きなのでとっても集中して聞き、「もう一回!」とリクエストまでしていました。

14時:帰路 
歩いてきた道を戻って帰ります。RちゃんとSくんはちょっと疲れたようで最初はママにおんぶをして貰っていましたが、我が家の息子は疲れ知らずで元気。息子の元気な姿に触発されたようでまずはRちゃんがおんぶから降りて歩き出し、するとSくんも再び自分の足で歩き始めたんです。切磋琢磨ではありませんが、お互いの姿・行動が良い刺激になっているんでしょうね。

結局この日は15時頃に解散となり、10時〜15時まで5時間もの間遊び尽くしました。ちゃんと歩ききったこどもたち、たくましかったです。そして5時間もの間、汗だくになって一緒に付き合うスタッフさん、お母さんもまたステキな方達ばかりでした。
猪高の森での活動の他には、借りている畑で畑しごとをしたり、夏には平和公園で水遊びをしたり、色々なところで活動をしているようです。森のようちえんの活動内容についてお分かり頂けましたでしょうか。

最後に、今回参加していた方に入園のきっかけを伺ってみました。
森のようちえんに興味をもたれたきっかけとしては
「自然の中でこどもをのびのびと育てたい」
「普段の街中での生活は『あれはダメ。これはダメ。』とこどもの行動に制限をかけざるをえないことがどうしても多いため、本人がやりたいことを好きにやらせてあげる機会作りとして」
という声が聞かれました。

園舎もなければオモチャもない森のようちえん。自然の中で五感と四肢を使い、こどもが自ら遊びを創造します。山肌の斜面、虫や植物が遊び相手。一人じゃできなかったことも、同じ年頃の子と一緒だと思わずできちゃったり。森の中を一緒に歩ききったという達成感、楽しみや困難を分かち合う共有体験から、こどもなりに何となく仲間意識や連帯感も生まれているような気がしました。イメージとしては、ボーイスカウト・ガールスカウトの幼児版といった感じでしょうか。
体験入園は随時受け付けています(参加費500円)。もともと自然が好きな方も、自然と触れ合う第一歩にしてみたい方もぜひ一度参加してみてはいかがでしょうか?母なる大地はこどもに自然の楽しさを教えてくれるだけでなく、大人にも慌しい育児の中で見失いがちな「余裕」「ゆとり」というものを思い出させてくることと思います。

※ボランティアスタッフを募集しています※
森のようちえんでは現在、保育ボランティア、ママスタッフを募集しております。
特に資格は問いません。参加は月1回〜でも大丈夫です。スタッフとしてご協力頂ける方がいらっしゃいましたら、代表・松井登さんまでご連絡願います。
ボランティアスタッフ募集についての詳細は、HP「スタッフ募集」欄をご欄下さい。

次回は、猪高の森自然学校「田んぼ倶楽部」の活動をレポート予定です。

猪高の森自然学校HP
http://kodomo-ecoclub.jimdo.com/
http://ai-kodomo.net/aichi-kodomo/kodomo/group0/index.php?id=263


印刷用ページ 

サイトマッププライバシーポリシー事務局について
あいち・子どもNPOセンターが制作・運営しています
「あい・こどもネット」は愛知県(海部・尾張・名古屋・知多・西三河・東三河)の子育て・子育ち支援情報を収集したサイトです。
copyright「あい・こどもネット」all rights reserved.